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原理 | ボーエン比 B は水平方向の一様性など、いくつかの仮定を用いると、以下のように表されます。 潜熱フラックスを Le 顕熱フラックスを Hとすると B = H/Le=(PCp/λε)(T1-T2)/(e1-e2) ここで、P:気圧、λ:潜熱、ε:水の分子量/乾燥空気の分子量=0.622、Cp:定圧比熱 つまり、温度差(T1-T2)と、水蒸気圧の差(e1-e2)を測定すると、Bを求めることができます。 地表面の熱収支の式 Rn = G +H +Le より、正味放射量 Rn と G を測定すると、H と Le を求めることができます。 H = (Rn - G)/( 1 + 1/B) Le = (Rn - G)/(1 + B ) |
測定 方法 |
温度差と水蒸気の差を正確に測定するのは非常に困難です。 以下の原理で気温と、水蒸気圧を測定します。 <気温測定> このシステムは、気温の測定に、放射の影響の非常に小さい極細熱電対センサーを使用します。 多少の放射(日射)の影響はありますが、上下のセンサーに均等に影響するので温度差を 正確に測定することができます。シェルターは使用しません。 <水蒸気圧測定> 水蒸気の測定には、鏡面反射センサーを使用します。ポンプで2高度のエアーを吸引し、 1台のクールドミラーセンサーで露点温度を測定します。 これにより、器差はキャンセルされます。 <電源> 24Wのソーラーパネルと、50Ahのバッテリーで、無電源連続駆動可能。 |